あんず(アプリコット)とは?栄養やリコピン、毎日の取り入れ方を解説

あんずは、やさしい甘さとほどよい酸味が特徴の、鮮やかなオレンジ色の果物です。

英語ではアプリコットと呼ばれ、生の果実だけでなく、ジャムやドライフルーツなどでも親しまれています。

あんずにはβ-カロテンやカリウム、食物繊維などが含まれていますが、実はトマトでよく知られているリコピンも含まれています。

今回は、あんずに含まれる栄養や、生のあんずとドライアプリコットの違い、毎日の食生活への取り入れ方をわかりやすくご紹介します。

あんず(アプリコット)とはどんな果物?

あんずは、バラ科サクラ属に分類される果物で、梅や桃に近い仲間です。

春には白や淡いピンク色の花を咲かせ、初夏になると黄色からオレンジ色の実をつけます。

英語では「Apricot(アプリコット)」と呼ばれ、日本では「あんず」や「杏」と表記されます。

生のあんずは、みずみずしく、やさしい甘さの中にほどよい酸味があります。

収穫できる時期が短く、生の果実は傷みやすいため、ジャムやシロップ漬け、ドライフルーツなどに加工されることも多い果物です。

日本では長野県や青森県などが主な産地として知られています。
 

あんずに含まれる主な栄養

あんずには、その鮮やかなオレンジ色からも想像できるように、カロテノイドをはじめとしたさまざまな栄養が含まれています。

β-カロテン

あんずのオレンジ色をつくっている代表的な色素成分が、β-カロテンです。

β-カロテンは、緑黄色野菜や果物に含まれるカロテノイドの一種で、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。

皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素として、毎日の食生活で意識したい成分の一つです。

カリウム

カリウムは、体内の水分やミネラルのバランスを保つために必要な栄養素です。

塩分を摂りすぎやすい食生活では、野菜や果物からカリウムを取り入れることも大切です。

食物繊維

あんずには、毎日のすっきりとした習慣を支える食物繊維も含まれています。

特にドライアプリコットは、水分が少なくなることで、生の果実よりも重量当たりの食物繊維やミネラルが多くなります。

ビタミンE

ビタミンEは、脂溶性ビタミンの一種です。

β-カロテンなどとともに、さまざまな食品からバランスよく取り入れたい栄養素です。
 

トマトが苦手な方にも知ってほしい、あんずに含まれるリコピン

リコピンと聞くと、トマトを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

リコピンはトマトだけに含まれているわけではなく、スイカやピンクグレープフルーツ、グアバなど、赤やオレンジ色の果物にも含まれています。

あんずも、リコピンを含む果物の一つです。

リコピンはカロテノイドの一種で、食品の赤色やオレンジ色をつくる天然の色素成分として知られています。

あんずのリコピン含有量は、品種や熟度、産地などによって異なるため、トマトの代わりに大量のリコピンを摂れると考えるのではなく、さまざまな食品から取り入れる選択肢の一つとして考えるとよいでしょう。

トマトの味や酸味が苦手な方も、あんずやほかの果物を食生活に取り入れることで、カロテノイドを含む食品の幅を広げられます。

リコピンについて詳しく知りたい方へ

リコピンの特徴や抗酸化作用、多く含まれる食べ物については、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

生のあんずとドライアプリコットの違い

あんずは、生の果実とドライフルーツで、味わいや栄養の特徴が異なります。
 

生のあんず

生のあんずは水分が多く、みずみずしい食感と爽やかな酸味を楽しめます。

旬は初夏の短い期間に限られるため、店頭で見かける機会はそれほど多くありません。

熟したものはそのまま食べられますが、酸味の強いものはジャムやコンポートにすると食べやすくなります。
 

ドライアプリコット

ドライアプリコットは、あんずの水分を抜いて乾燥させたものです。

水分が少なくなることで、甘みが濃く感じられ、食物繊維やカリウムなどの栄養も重量当たりでは多くなります。

持ち運びやすく保存しやすいため、小腹が空いたときのおやつとしても取り入れやすいのが特徴です。

ただし、乾燥させることで糖質やエネルギーも凝縮されるため、一度に食べすぎないようにしましょう。

商品によっては砂糖や保存料が加えられている場合もあるため、購入するときは原材料表示を確認するのがおすすめです。
 

あんずを毎日の食生活に取り入れる方法

あんずは、そのまま食べるだけでなく、朝食や間食にも取り入れやすい果物です。
 

ヨーグルトに添える

小さく刻んだドライアプリコットをヨーグルトに加えると、ほどよい甘みと食感を楽しめます。

砂糖を加えなくても自然な甘みが加わるため、朝食やデザートにもおすすめです。
 

おやつとして少量を楽しむ

ドライアプリコットは持ち運びやすいため、仕事の合間や外出先でのおやつにも向いています。

ナッツなどと組み合わせると、噛み応えも加わり、少量でも満足感を得やすくなります。
 

ジャムやコンポートにする

生のあんずが手に入ったときは、ジャムやコンポートにするのも楽しみ方の一つです。

酸味がやわらぎ、パンやヨーグルト、デザートなど幅広く使えます。
 

飲み物の風味として楽しむ

アプリコットの甘酸っぱい風味は、朝の飲み物にもよく合います。

果実そのものだけにこだわらず、無理なく続けられる方法で、毎日の食生活に取り入れてみましょう。
 

あんずを、毎日の美容習慣に

あんずは、β-カロテンやカリウム、食物繊維などを含む、鮮やかなオレンジ色の果物です。

トマトで知られるリコピンも含まれており、トマトが苦手な方にとっても、知っておきたい果物の一つです。

生のあんずは旬の味わいを楽しみ、ドライアプリコットは朝食や間食に取り入れるなど、生活に合った方法を選んでみてください。

一つの栄養だけに注目するのではなく、さまざまな色の野菜や果物を無理なく取り入れることが、健やかな毎日につながります。
 

アプリコット風味のプロタージュ

プロタージュは、リポソームビタミンCやパイナップル由来セラミド、グルタチオン酵母などを配合した、朝の美容習慣のためのパウダーです。

ほどよい甘酸っぱさのアプリコット風味で、毎朝無理なく続けやすい味わいに仕上げています。