二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」は、
春のはじまりを告げる節気です。
立春を過ぎ、
空気の奥にほんの少しだけ、
やわらかな湿り気を感じる季節。
それが「雨水」です。
雪が雨へと変わり、
大地にしみ込んでいくころ。
凍っていた土がゆるみ、
眠っていた芽が、静かに動きはじめます。
自然が「ほどける」ように、
私たちの体もまた、ゆるみはじめる時季です。

冬にため込んだものが動き出す
東洋の考えでは、冬は「蔵(ぞう)」の季節。
エネルギーを内に蓄え、守り、静かに過ごす時期でした。
けれど雨水からは、
その内にためていたものが
のサインでもあります。
雨水の養生 3つのヒント
1|“出す”ことを意識する

溜め込むよりも、巡らせる。
軽いストレッチや深呼吸、
ぬるめのお風呂でじんわり温めるのもおすすめです。
2|苦味と香りを取り入れる

春に向かう体は、
ほんの少しの苦味や香りで目覚めます。
スーパーで手軽に買える
菜の花やふきのとう、春キャベツなど
季節の野菜がおススメ。
柑橘の皮・ハーブ・山菜なども、
ちょっと苦みがあるものがこの時季のおすすめ食材です。
3|温めながら巡らせる

まだ寒さは残ります。
冷やさず、ゆるめる。
暖かい飲み物を、1日を通して飲む。
ぬるめのお風呂にゆったりつかる。
など、“温”と“巡り”のバランスを大切に。
凍っていたものが、やわらぐ時間
春は、いきなり全開で動く季節ではありません。
ゆるみながら、
ほどけながら、
目覚めていく季節。
焦らず、整えながら。
あなたの中の「冬」も、やさしく溶かしていきましょう。
春へ向かう体を、温めながらやさしく巡らせたい方へ。
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